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三人屋 [books]

突然寒くなったり暑くなったり。
図書館も涼しかったり蒸していたり。

三人屋(原田ひ香 実業之日本社)

三人屋

三人屋

  • 作者: 原田 ひ香
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2015/06/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


トースト、うどん、白飯がどんと描かれた表紙。
文芸WEBマガジンに連載されたものを改稿し、書下ろしを加えたもの。
新宿から西に十五分の私鉄駅にあるラプンツェル商店街にある元喫茶店。
店主の父亡きあとを、三人姉妹が継いで、常連に三人屋と呼ばれている。
三女はモーニング。次女は讃岐うどん屋。長女は飯の美味しいスナック。

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のろのろ歩け [books]

散歩繋がりでこんなタイトルの本も。


のろのろ歩け(中島京子 文春文庫)

のろのろ歩け (文春文庫)

のろのろ歩け (文春文庫)

  • 作者: 中島 京子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/03/10
  • メディア: 文庫


女性が主人公で旅先を舞台にした3編の物語。相互関係なし。
一話目「天燈幸福」は、台湾。
台北から花蓮へ向かう列車内で出会った男子学生の案内で、
亡き母の知り合いのおじさんに会いに行く。

母親を精神的に支えた台湾のおじさん3人を尋ね、それぞれの話を聞き、
母の浮気相手だったのではという推測は外れる。
強引な男子学生のペースや台湾の空気に徐々に馴染んでいく。
天燈は、願い事を書いて空に飛ばす紙袋のようなランタン。
日本語を話す老人たちと、賑やかな食事会が開かれる。
若い母親がいたころの台湾を思い浮かべる主人公に、おじさんが言う。

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散歩 [books]

移動しながら人といるのが好き。
横顔や背中に向かって話すほうが気楽でいい。
面と向かって座っているときの緊張感がなくていい。
移動時間を楽しめる人とは仲良くなれる。

散歩(小林聡美 幻冬舎文庫)

散歩 (幻冬舎文庫)

散歩 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 小林 聡美
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/02/10
  • メディア: 文庫


散歩をしながら話していることを書き起こした対談集。
小林さんが書いたものではないが、話し言葉がそのまま文字になっている。
リアルな会話の雰囲気が伝わってきて、声まで聞こえるよう。
巻末にいくつか写真も載っていて、楽しそう。

7人の相手と、都内のあちこちを歩いている。
五月の猛暑の日、葛飾柴又を森下圭子さんと。
映画「かもめ食堂」で一緒に仕事をしたコーディネーターさんだそう。
フィンランドはじめ、旅話で盛り上がる。

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子規と漱石のプレイボール [books]

野球の何が面白いのかと友人に言われ、うまく切り返せなかった。
面白いんだよ、よくわからんけれども。
ハムさんの不調ぶりには座布団を投げたくなるけれども。

子規と漱石のプレイボール(長尾誠夫 ぴあ株式会社)

子規と漱石のプレイボール

子規と漱石のプレイボール

  • 作者: 長尾 誠夫
  • 出版社/メーカー: ぴあ
  • 発売日: 2014/03/12
  • メディア: 単行本


装画はスタジオジブリの近藤勝也さん。
色鉛筆タッチの、ポスターのような構図。
正面横顔は子規か。左の男は漱石だろうが、紅の豚を思い出してしまった。

八月の暑い日、松山の英語教師として赴任して二年目の金之助(漱石)を、
主人公のおれ(子規、升)は自宅に招く。
 背が低く、カイゼル髭を生やし、苦虫を噛み潰したような顔
 ひょっとこ顔の、神経病みの、田舎教師の金之助
などと評している親友だが、妹の律と母の八重は学士を豪勢に歓待する。

大学を辞め、松山に戻り、新聞に細々と原稿を書きつつ俳句復興を思う子規。
弟子の虚子といつもキャッチボールをしている練兵場に米国海軍野球チームがいる。
つい見栄を張り、売り言葉に買い言葉で、一か月後に試合をすることになった。
しかし、実はチームがない。
嘘をついたとなれば日本の名誉に関わる。
そこで、メンバーを集めてほしいと金之助に頼む。

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子規のココア・漱石のカステラ [books]

これまた惹かれるタイトル。

子規のココア・漱石のカステラ(坪内稔典 NHK出版)

子規のココア・漱石のカステラ

子規のココア・漱石のカステラ

  • 作者: 坪内 稔典
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 1998/02
  • メディア: 単行本


『NHKきょうの健康』に連載されたエッセイをまとめたもの。
作者は「としのり」さんと読むが、「ねんてん」と間違われることが多く、
さらに腸捻転を連想されてしまうと冒頭にある。

子規というのはホトトギスのことで、結核の代名詞でもある。
肺結核やカリエスで重病人となり、晩年は自力で動くこともできなかった。
それでも弱点をあえて名前にしてしまう、このセンス。
漱石は頑固者というくらいの意味で、病名ではないがこれも弱点。
洒落っ気や、食い気は二人に共通している。

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くまのパディントン [books]

毎年この時期は外国に行っていたのに、今年は札幌で寒さに震えている。
せめてもと。


くまのパディントン(マイケル・ボンド作 ペギー・フォートナム画 松岡享子訳 福音館書店)

くまのパディントン (世界傑作童話シリーズ―パディントンの本)

くまのパディントン (世界傑作童話シリーズ―パディントンの本)

  • 作者: マイケル・ボンド
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1967/10/01
  • メディア: 単行本


小学校中級以上の世界傑作童話シリーズ。
児童書だが、児童向けではないような気がする。
それとも自分が子どもっぽいのか。
へたな大人の浮気話なんかよりずっと楽しめる。

ロンドンのパディントン駅でブラウン夫妻に拾われるクマ。
ぬいぐるみではなく、本物らしい。
古ぼけた帽子と、スーツケースを手に、ペルーから密航してきたという。
首には「どうぞこのくまのめんどうをみてやってください」というタグ。
妻がほぼ即断で連れ帰ることを決める。駅の名をそのまま名付ける。

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南下せよと彼女は言う [books]

フェルメールで検索して出てきて、不思議に思って借りた。

南下せよと彼女は言う(有吉玉青 小学館文庫)

南下せよと彼女は言う (小学館文庫)

南下せよと彼女は言う (小学館文庫)

  • 作者: 有吉 玉青
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/07/08
  • メディア: 文庫


様々な国へ旅する6つの短編集。

『アムステルダムたち』はオランダ。
高校時代からの友人である男3人が、社会人二年目のゴールデンウィークに旅へ。
うち一人の両親がアムステルダムに住んでいる。
旅立つ直前に恋人ができた一人だが、言いふらさないようにといわれている。
彼女が好きなフェルメールの絵を見たりして、思いを馳せている。
しかし、言葉の端々で彼女のことに触れるうち、他の一人が疑惑に気づき、
マウリッツハウス美術館で、3人の恋人が同じ女性だと判明する。

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フェルメールの暗号 [books]

検索したら出てきた、似たようなタイトルの、児童書。

フェルメールの暗号
(ブルー・バリエット著 ブレット・ヘルキスト絵 種田紫訳 ソニー・マガジンズ)

フェルメールの暗号

フェルメールの暗号

  • 作者: ブルー バリエット
  • 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本


エドガー賞受賞の話題のYAミステリー!と、見返しに書いてある。
アメリカ探偵作家クラブ賞受賞の、ヤングアダルト向けミステリー。
一応児童書に分類され、半分ほどの漢字にルビが振ってあるが、
アダルトが読んでも子どもっぽさに閉口したりはしない内容。

原題はChasing Vermeer
主人公はシカゴ大学付属学校6年生の男子と女子、二人。
男子はパズルが好きで、ペントミノという12個のピースからなるものを
常にポケットに持ち歩き、その象徴のアルファベットをおみくじのように使う。
女子は美術や本が好きで、いつも何かしら考え事をしている。

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フェルメールの仮面 [books]

藝大の読んでから、美術のタイトルに目が留まるように。

フェルメールの仮面(小林英樹 角川書店)

フェルメールの仮面

フェルメールの仮面

  • 作者: 小林 英樹
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: 単行本


フェルメールの贋作疑惑を取り上げた物語。
主人公はパリの私塾で学んだ画家で、模写技術にも長けている。
小樽の絵画塾を手伝い、模写を集めた美術館を作る企画に携わる。

そんな中、恩師の紹介で謎のアメリカ人が旨い話を持ってくる。
桁外れの資金や作品の提供に怪しさを感じながらも魅力を断ち切れず、
依頼にこたえていくうちに、フェルメールの贋作の謎にも迫っていく。
最後は、恩師たちの裏切りを知り、真相を暴こうとするが行方不明になる。

主人公は絵画塾の娘となんとなくいい仲になっている。
また、昔の知人女性も近づいてきて、背中を押される。
慎重派と行動派の二人は対照的だが、迷う主人公の協力者となる。

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花祭 [books]

点字ブロックの上を蟻が歩いていた。
数日前まで雪が覆っていたのに、一気に春が押し寄せている。

花祭(平岩弓枝 講談社)

花祭

花祭

  • 作者: 平岩 弓枝
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1981/08
  • メディア: 単行本


時代小説ではない平岩さん作品。
5章からなる長編。
主人公は35歳の男で、藤沢の化粧品会社で香水の調香師をしている。
そこへ入ってくる40歳の美しい人妻がヒロイン。

下北沢の実家の姉夫婦が仕事でジャカルタに行く機会に、結婚話が進む。
親交のあった所長の娘、22歳と勢いで結婚し、実家住まいになる主人公。
しかし同居を始めると、年の差を実感し、妻とは疎遠になっていく。
一方、仕事を共にする人妻に淡い想いを抱くように。

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