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世界中で迷子になって [books]

京都よりさらに遠くへ行きたくもある。

世界中で迷子になって(角田光代 小学館)

世界中で迷子になって

世界中で迷子になって

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/04/01
  • メディア: 単行本


表紙絵中央辺りに、おさげの髪に帽子を被り、双眼鏡を構える女性の後ろ姿。
これが著者イメージなのかどうかは不明。
初出はJCBプレミアムカード用会員情報誌『THE GOLD』連載。
「旅に思う」と「モノに思う」と章に分かれ、旅系と買い物系のエッセイ集。
どこかで読んだことのある話もあった。

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京都天使突抜通の恋 [books]

京都に惹かれ、第二弾。

京都天使突抜通の恋(吉村達也 集英社)

京都天使突抜通の恋

京都天使突抜通の恋

  • 作者: 吉村 達也
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本


いかにも集英社らしい、淡い水色の表紙、装画は竹久夢二。
舞台はその名の通り京都、ではなく、主に東京。
墨田区のおもちゃ屋の同期男女5人が、出会った当初訪れたのが京都。
名前に惹かれただけの通りを歩いてから、5人の関係に歪みが出てくる。

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いろは匂へど [books]

先日、舞妓の出てくる漫画を借りて読み、京都に惹かれ。

いろは匂へど(瀧羽麻子 幻冬舎)

いろは匂へど

いろは匂へど

  • 作者: 瀧羽 麻子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/04/24
  • メディア: 単行本


初出は「星星峡」連載で、『浮雲ピクニック』を加筆修正したもの。
阿闍梨餅を持って早すぎる花見に出かけるところから始まる物語。
京都二条通に面した雑貨店を祖父母から継いで一人で営む、三十代女性。
渋々出席した西陣のパーティで、五十代の草木染職人と出会う。

主人公にはっきりと好意を持って通ってくる常連のアメリカ人。
色々と親身に、時には面白がって話してくれる行きつけの飲食店マスター。
その中に、ひょうひょうと強引に入ってくる職人。
工房に呼ばれ、草摘みに誘われ、宵山で会い、そうこうしながら親しくなる。
アメリカ人はあからさまに嫉妬するが、工房手伝いの女性と意気投合。
4人で遠出するなどし、主人公の日常は変化していく。

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桜姫 [books]

桜とは真逆の季節になってしまった。
ついにストーブをつけた。

桜姫(近藤史恵 角川書店)

桜姫 (文芸シリーズ)

桜姫 (文芸シリーズ)

  • 作者: 近藤 史恵
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本


歌舞伎界を舞台にした、今泉探偵と大部屋女形の小菊の物語。
シリーズ三作目と思われるが、それとわかる説明も何もない。
間に何作かあり、発表順に地道に調べるしかないのがじれったいが、
宝探しのような面白さもある。

招待券が届いて観に行った大部屋役者たちの勉強会の舞台。
そこで桜姫を演じていた注目株の銀京に声を掛けられる、梨園生まれの娘。
銀京は、かつて遊んだ経験のある娘の兄の病死に疑問を持っている。
娘もまた、幼い兄を殺す夢を頻繁に見るため、疑いを持っていた。
真相を調べたいと二人は一致し、娘は銀京に惹かれるようになる。

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散りしかたみに [books]

ついに雪虫を見てしまった。
寒さで本もうまくめくれない。

散りしかたみに(近藤史恵 角川書店)

散りしかたみに (書き下ろし新本格ミステリー)

散りしかたみに (書き下ろし新本格ミステリー)

  • 作者: 近藤 史恵
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/03
  • メディア: 単行本


黒地に赤い花の表紙は怪談小説のよう。
歌舞伎の世界の、女形小菊と探偵今泉のシリーズ二作目(と思われる)。
今回の舞台はずばり歌舞伎座。
小菊の師匠が出ている演目の上演中に、無関係な花びらが一枚降ってくる。
誰が何のためにやっているのか、今泉に頼んで突き止めよと言われる小菊。

気乗りしないながら、命に従うが、楽屋で謎の女と鉢合わせした探偵は
この調査からは手を引くべきと逃げ帰ってしまう。
かえって不審に思い興味を持つが、別件の調査中に怪我をして入院する探偵。
小菊はその助手と、渋る探偵から指示を引き出し、調査を進めていく。

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ねむりねずみ [books]

これはこれで異世界。

ねむりねずみ(近藤史恵 東京創元社)

ねむりねずみ (黄金の13)

ねむりねずみ (黄金の13)

  • 作者: 近藤 史恵
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1994/07
  • メディア: 単行本


歌舞伎の世界を舞台にした推理もの。
初めに客席見取り図が描かれ、仮花道のある小さめの劇場を思い浮かべる。
それだけで気分が高揚してしまう。

物語は二人の人物によって語られていく。
まず、人気急上昇中で国宝俳優の息子の女形、銀弥の妻。23歳。
梨園とつながりのある父親に連れられて観に行った舞台で初対面。

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突変世界 異境の水都 [books]

第二弾。
しばらく前から、アマゾンのリンク検索が出てこなくなった。。。
(→数日後復活しました)

突変世界 異境の水都(森岡浩之 徳間文庫)

異境の水都: 突変世界 (徳間文庫)

異境の水都: 突変世界 (徳間文庫)

  • 作者: 森岡 浩之
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/12/02
  • メディア: 文庫


前作の登場人物たちのその後かと思いきや、その前の話。
大阪の大規模変移が起こる年で、前作では優秀な射撃手だった高校生の双子も
まだ中学生で、裏地球についての調査もあまり進んでいない。
双子の母親は大学教授で、成長するコンピュータを研究開発している。

そのコンピュータに興味を持ち、期待を抱いているのが、宗教団体幹部。
世界の突変現象を受けて、トコヨという理想郷に行ったと説いている。
その教義解釈について内部で分裂し、後継者の女子高生の身柄が危なくなっている。
突変対策も手掛ける一大企業のグループ子会社が、彼女の警備を任される。
単独警備にあたる若手社員は、勢力を拡大しているチンピラ集団と対峙する。

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突変 [books]

K氏に借りなければ、自ら読むことはなかったろう。

突変(森岡浩之 徳間文庫)

突変 (徳間文庫)

突変 (徳間文庫)

  • 作者: 森岡浩之
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2014/09/05
  • メディア: 文庫


厚さ3cm、700ページを超える1000円の文庫。
自分では買いも借りもしないサイズ。
「第一章 新型災害のある日常」で主要登場人物が出てくる。
妻が末期がんと宣告される町内会長。家事代行サービスをしている美人女性。
地元のスーパーの雇われ店長。ここまでは、たまに謎の言葉がある程度。

市議会議員女性の遊説で、移災被害というものの概要が話される。
ある地域が突然消えて、新種の生物を含む土地が出現してしまう。
表地球、裏地球と区別して研究が進められているが、不明点も多い。
そういう災害に対する組織や仕組み作りも手探り状態。
大規模移災の後結成された防除団に入っているニートの若い男も手持無沙汰。
リサイクルショップに子連れで働きにきている女性は、夫が移災で消えた。
幼い息子は、新種生物の図鑑を愛読している。

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お隣さんは、名探偵 [books]

おじさんの次は、お隣さん。

お隣さんは、名探偵(蒼井上鷹 角川文庫)

お隣さんは、名探偵  アーバン歌川の奇妙な日常 (角川文庫)

お隣さんは、名探偵 アーバン歌川の奇妙な日常 (角川文庫)

  • 作者: 蒼井 上鷹
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/04/23
  • メディア: 文庫


アーバン歌川の奇妙な日常と、サブタイトルがある。
名探偵は、小柄で人の好さそうな四〇二号室のおばあさん。
二代目の大家に半ば脅され、半ば頼まれ、住人たちの動向を探る。
大家が目論んでいる改装計画対象の部屋から、穏便に出て行ってもらうため。
先代ペットのトカゲが逃げたという口実を作り、おばあさんは部屋を巡る。

第一話「読み聞かせ」は五〇一号室。
お笑い芸人だったが事故で身動きもままならなくなり、
チラシの読み上げなど声の仕事をぼつぼつ受けている男。
おばあさんの鋭い観察力で、契約違反の同居人の存在がばれるが、
読み聞かせで眠らせる能力を発見し、違う場所に引っ越す目途がたつ。

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僕とおじさんの朝ごはん [books]

昼メシは食わないが、朝は何か食べるので、少し惹かれた表紙。

僕とおじさんの朝ごはん(桂望実 中央公論新社)

僕とおじさんの朝ごはん

僕とおじさんの朝ごはん

  • 作者: 桂 望実
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2015/02/24
  • メディア: 単行本


トーストされたパンと、ぷっくりした目玉焼きと、オレンジジュースが、
どこかの街を見下ろす木製テーブルの上にのっている表紙。
登場するのは、ケータリングの仕事をしている面倒臭がりな男。
味より見た目で、下準備にどれだけ手を抜けるかを考えている。
市販品の形を変えて小奇麗に並べ、残ったものは使いまわす。

先輩に誘われてなんとなく始めた仕事に、誇りも喜びもない。
食中毒で営業停止を喰らっても、どこか他人事。
離婚した妻と暮らす高校生の息子はそっくりな性格になっている。
客からたびたび、痕跡を残さず死ねる薬を持っていないかと聞かれる。
23年前に山で滑落死した友人と妹を思い、人は運命に翻弄されると悟り、
それ以来、一生懸命に生きるのをやめてしまった。
そういう、見事なまでの男の怠惰ぶりが、前半は淡々と描かれる。
話のつながりはなく、まさかずっとこの調子なのかと不安になってくる。

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