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透明約束 [books]

そうとは知らずに借りたが、これも外国に関わりのある一冊。

透明約束(川上健一 光文社)

透明約束

透明約束

  • 作者: 川上 健一
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/08/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


初出は小説宝石。何かしらカナダと関係がある10の短編集。
それぞれに関連はない読み切り。

『カナダ通り』高校三年間、片道1時間40分を徒歩で通学した女子。
通学路のカナダ通り途中にあるケーキ屋と親しくなり、その職業に惹かれる。
『夜間飛行』家族経営のネジ工場で、夫婦の夢はカナダへの旅。
『オーロラ爆発』会話のなかった母娘がオーロラツアーに出掛けて素直に。
『バンクーバーの雪だるま』ギター職人の恋人と別れを決意している女性が、
バンクーバーでは素直な気持ちになれると説得される。

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さまよえる未亡人たち [books]

さまよえる画家のフランスの次は、未亡人のスコットランド。

さまよえる未亡人たち(エリザベス・フェラーズ 中村有希訳 創元推理文庫)

さまよえる未亡人たち (創元推理文庫)

さまよえる未亡人たち (創元推理文庫)

  • 作者: エリザベス フェラーズ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 文庫


登場人物が2までないので油断した。
主人公は久々に英国に帰ってきた青年で、彼のスコットランドへの旅の話。
行きの飛行機で隣り合わせた中年女性に、意味深な言葉をかけられる。
主人公は一人、女性は4人グループで旅先に向かうが、
国有鉄道や船を乗り継いで向かったマル島のホテルまで一緒になってしまう。
丘陵に草花が生い茂るのどかな風景が描かれて旅気分が盛り上がる。

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夢巻 [books]

寝ていても寒くて、夢の中で冷蔵庫に閉じ込められたりする。
夢のない夢ばかり見る。

夢巻(田丸雅智 出版芸術社)

夢巻

夢巻

  • 作者: 田丸 雅智
  • 出版社/メーカー: 出版芸術社
  • 発売日: 2014/03/27
  • メディア: 単行本


初めて聞く出版社。豚のようなピンクの何かが浮かぶ街の表紙絵。
内側は鶯色の紙やら、半透明の紙やらが挟まれて凝っている。
装幀は山田祐基さん。
20のショートショート集。「星新一の流れを受け継ぐ」と帯広告にある。

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素敵 [books]

行きつけの喫茶店がある人は、素敵。
ただ、あまり使うと陳腐で胡散臭い言葉。

素敵(大道珠貴 光文社)

素敵

素敵

  • 作者: 大道 珠貴
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2004/12/15
  • メディア: 単行本


手を取り合って老夫婦?が踊っているような表紙の絵。
おばあさんらしき人は、金魚の絵柄のスカートらしきものを履いている。
この装画も、作者の大道さん。
初出は小説宝石。短編5つ。

福岡出身と作者紹介にあり、登場人物の福岡弁が懐かしくて心地よい。
独特のイントネーションや、~ね、という語尾のかわいらしさを思い出す。
知らないと読んでも意味がわからないかもしれないくらい、濃厚な方言。
物語そっちのけで、台詞に酔う。

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東京の小さな喫茶店 [books]

デートといえば喫茶店。
カフェではなく、喫茶店がよろし。

東京の小さな喫茶店(常盤新平 世界文化社)

東京の小さな喫茶店

東京の小さな喫茶店

  • 作者: 常盤 新平
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 1994/11
  • メディア: 単行本


カバーに定価が印刷されている1994年11月発行。
寄贈本なのか、折り跡もほとんどついていないきれいな状態で、
図書館の特集棚になければ手に取ることもなかったかもしれない地味な本。

表紙は〈エリカ〉の店内。裏は〈もくれん〉のマッチとカップの写真。
三つに章が分かれ、計12の喫茶店について書かれている。
日比谷「しぶさわ」、人形町「快生軒」、日本橋「理文路」、飯田橋「エリカ」、
銀座「ウエスト」、神保町「壹眞」、向島「雲水」、平井「ワンモア」
もうなくなった喫茶店が4つ
上野「もくれん」、九段「DAN」、高田馬場「白いばら」、市ヶ谷「すみれ」

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おしまいのデート [books]

第一印象の重要さは、人も本も同じこと。

おしまいのデート(瀬尾まいこ 集英社文庫)

おしまいのデート (集英社文庫)

おしまいのデート (集英社文庫)

  • 作者: 瀬尾 まいこ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/05/20
  • メディア: 文庫


とても苦手な雰囲気の表紙、と思って見返しを開くと、
カバーデザイン/池田信吾(67)
イラストレーション/小川かなこ
と書いてある。この67は年齢なのか、何かの所属なのか。

初出は小説すばるの、読み切り短編5つ。
表題作は、中学三年の孫娘と月に一度会うじいちゃんの話。

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感謝祭は邪魔だらけ [books]

新たな海外作家発掘に乗り出してみる。
タイトルの季節感に手を伸ばす。

感謝祭は邪魔だらけ(クリスタ・デイヴィス 島村浩子訳 創元推理文庫)

感謝祭は邪魔だらけ (創元推理文庫)

感謝祭は邪魔だらけ (創元推理文庫)

  • 作者: クリスタ・デイヴィス
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2012/11/29
  • メディア: 文庫


焼いた七面鳥を持っている女性の足元に、大型犬と小さな猫のいる表紙。
家事アドバイザーの事件簿と囲みで書いてある。
表紙見返しに、登場人物1があり、裏表紙見返しに2と続く。
総勢23の名前がずらずら。読む前から不安が募る。

44歳バツイチのイベントプランナーが主人公。
2年前に離婚した夫から買い取った家に住んでいるが、
感謝祭に両親と妹とその婚約者が来ることに。
食材調達先で、死体を見つけて第一発見者として、有力容疑者にされてしまう。

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牛乳配達退場 [books]

図書館に置いてある中ではシリーズ最後で悲しい。
間が2巻空いている分も、どうにかして読みたい。

牛乳配達退場(シャーロット・マクラウド 高田惠子訳 創元推理文庫)

牛乳配達退場 (創元推理文庫)

牛乳配達退場 (創元推理文庫)

  • 作者: シャーロット マクラウド
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 文庫


シャンディ教授シリーズ第十弾。
牛乳配達と仇名される、シャンディの隣家に住む酪農管理の教授。
とある友愛会に出掛けたきり、帰ってこない。
ヒステリックで非常識な悪妻がシャンディに詰め寄ってくる。
学長のもとでのパーティのあと、謎の美男子と会っていたらしい悪妻は、
翌日むごたらしい死体となって発見される。

学長命令で、隣人の行方と死体の真相究明にしぶしぶ乗り出すシャンディ。
この流れは定番なので、もはや違和感なし。

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水のなかの何か [books]

好きな作家に埋もれて、脳だけでも異国へ。
随分前に読んでアップし忘れていた。

水のなかの何か(シャーロット・マクラウド 高田惠子訳 創元推理文庫)

水のなかの何か (創元推理文庫)

水のなかの何か (創元推理文庫)

  • 作者: シャーロット マクラウド
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 文庫


本文から思い浮かべるよりは老けた感じの教授が描かれた天野喜孝氏の表紙絵。
手にしているのは、何の花か。
フクロウの次の、シャンディ教授シリーズ第九弾。

メイン州の海岸沿いにある町の宿屋に泊まっているシャンディ。
妻ヘレンが女友だちを呼んでパーティを開いているためと、
その友人の知り合いの、見事なルピナスの専門家に会うための休暇中。
専門家は老女だが、言動はしっかりしており、何か秘めたところがある。

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秋びより [books]

過ぎ行く季節を惜しんで読む。

秋びより(縄田一男編 角川文庫)

時代小説アンソロジー 秋びより (角川文庫)

時代小説アンソロジー 秋びより (角川文庫)

  • 作者: 池波 正太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2014/10/25
  • メディア: 文庫


江戸の四季、時代小説アンソロジーとのこと。
夏しぐれ、冬ごもり、に続く三冊目で、春も出ているのかは不明。

『市松小僧始末』池波正太郎
永代橋の真ん中で、掏摸が捕まる場面から始まる。
それを助けた弟分を見た木綿問屋の一人娘は、深川富岡八幡参詣の帰り。
のっけから江戸情緒満点。池波さんらしい短文が小気味よく続く。
小柄な掏摸の弟分と、大柄な大店の娘はいつしか恋仲となり、
親を説き伏せて独立し順風満帆だったが、掏摸の癖が出てきてしまう。

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