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舟和の栗むしようかん [sweets]

今年は図書館で文庫棚の前にいた。
3月11日。
館内放送が入り、黙祷、と声がかかる。

しんと鎮まる中で、後ろのおばちゃんは我関せずと、がさごそ本を漁り続けた。
これが、6年、という時の長さか。
北海道、という距離か。

東京から浦安へ歩いて帰ったあの日。
いくつかの川を越えたあの夜道の暗さと寒さは、まだ自分の中にある。
大渋滞する大きな橋が、落ちやしないかと思いつつ、車を追い越した。

浅草も同じだったに違いない。
先月はすっかり平和な隅田川を見た。
DSC08663.JPG
ようかん好きとして、浅草に行けば舟和は素通りできず、
栗むしようかんを見つけてしまうと、もう無視できない。
季節感はあまりないが、催事などでも見ない生菓子。
芋ようかん、あんこ玉、練ようかんと共に、明治35年創業当初からある商品らしい。

透明パックにぽいっと入れられているあたりも、さりげなくてよい。
人様へ差し上げるというより、自家用のちょっと贅沢なおやつの雰囲気。
砕けた固めの栗が上半分にコロコロ転がっており、甘い羊羹はムチムチで重い。
このくらいのサイズが限界だろう、という食べ応え。

こんな日溜まりで、好きなものを買い食いできる日常がこの先も続きますように。


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