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オルガンウィンターコンサート [etc...]

札幌コンサートホールキタラ。
大ホールでワンコインコンサートが開催された。
2月7日15時開演。全席自由の500円。当日はチケット完売。
久々に会う友人を拉致連行し、もしゃもしゃ雪の降る中島公園を突っ切る。
なんだかよくわからない速足の大行列に連なり、中へ。

自由席というのは不自由で、気ばかり焦る。
椅子取りゲームのような、厭な切迫感。
どこでもいいから席は決めてほしい。
結局3階の上手側から、ホールを見下ろす位置に落ち着く。

第17代札幌コンサートホール専属オルガニストのジョン・ウォルトハウゼン氏と、
札幌交響楽団首席トランペット奏者の福田善亮氏、二人の演奏である。

キタラは欧米の若手オルガン奏者を一年契約で呼んでいる。
昨年9月就任のウォルトハウゼン氏はニューヨーク生まれの25歳。
福田氏は大ベテラン。
この二人のキャリアの差がよくわかる面白い演奏だった。

クラーク:トランペット・ヴォランタリー

J.S.バッハ:ピエス・ドルグ BWV572
→細かい音が連なる部分がいかにもバッハらしく、運指練習曲を思い出して笑いそうに。
 そういう曲なのかもしれないが、リズムが一定でなく滑って聴こえ、余計練習を思わせる。

シューベルト:アヴェ・マリア
→おそらく会場の大多数が知っているであろう曲。
 のびやかで艶やかなトランペットが良質のオリーブオイルとするなら、
 伴奏要素のあるオルガンは乾燥してしまったブルーチーズのような音色。

J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565

ダマーズ:トランペットとオルガンのための3つの無言の祈り
→オルガンとトランペットの掛け合いが面白い。
 トランペットがうまく繋いで、表情を作っていた。

アラン:間奏曲 JA66bis
→解説に「夢の中のような雰囲気で始まり」とあり、その通り。
 ウォルトハウゼン氏の好きな曲なのかもしれない。

ヘンデル:組曲ニ長調

アンコール:羊のなんちゃら(失念した
→北海道のPR演奏の際、ジンギスカンを食べに来てといい、この曲を選んだとか。
 ユーモアセンスが楽しい。演奏もふっと力が抜けていて聞きやすかった。

休憩なしの1時間。
オルガンについては辛口の感想しか持てなかったけれども、そういうものなのかもしれない。
ただ、音の広がり方はさすがの構造で、包み込まれるような耳心地。
トランペットって、こんな色っぽい音色だったかなぁと惚れ惚れした。
札幌交響楽団も聴きにこようかしらんと、心はほくほく暖まり、
また土砂降りの雪の中、修行僧よろしく帰途についた。
こういうの、もっと頻繁にあればよいのに・・・。

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