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開き、といえば。 [maborosciya]

鏡でもなく、観音でもなく、プールでもない。
開いている姿以外は、あまり見ない。
北海道の自慢のひとつ。

花見シーズンに、よく我が家にもやってきていた。
おやおまえさん、また来たね。
来ちゃいました。
少し太ったんじゃないかい。
ええ、ちょっとあつくなると、この辺なんかてかってきちゃって。お恥ずかしい。
いやいや、それが君のいいところなんだから。
ありがと。

いつだったか昔、東京で会ったときは驚いたものだ。
そう?


痩せていて、小さくって脂っ気もなくて、誰かと思った。
すみません。最近は向こうでもそんなに変わらないんですけれど。
そうかい、しかし羽振りがいい連中と付き合うんだろう。
ふふふ・・・。

随分贔屓にしていたが、道外ではなかなか会えない。
たまに見かけても、ドレスなんかを着て、つんと余所行きの顔をしている。
骨の髄まで味わった馴染みのはずなのに、知らぬもののようだった。
離れても、あの肌の弾力やら、芳ばしい香りを、時折思い出したりして。
決して華美ではないが、あのふくよかで開け広げな感じが好もしい。

昨年秋、久々に姿を見かけ、有無を言わさず連れ帰った。
挨拶もそこそこに、ぎゅうぎゅう押すと、窮屈そうに身を丸めて、それでも少しはみ出す。
じりじりと色付く様子が愛しくて、思わずカメラに収めた。

あとひと月もすれば、また頻繁に会えるようになるだろう。
春はもうすぐ、のはず。





DSC06765.JPG

よいエイプリルフールを。


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